🌾酒米解説🌾『雄町(おまち)』

酒米解説

「雄町」という酒米は日本酒好きからもかなり愛されているお米です。
日本酒好きの中でも「雄町」で醸された酒をこよなく愛している人たちを「オマチスト」と称されるほどの認知と愛を受けたお米です。

そんな雄町の歴史特徴などを簡単にまとめました。

歴史

1859年に岡山県高島村(現在の岡山市中区雄町)の岸本甚造が伯耆大山参拝の帰路で珍しい品種の米を発見しました。その米を二穂譲り受け栽培し1866年にこの品種に「二本草」と名付けられたそうです。

その後、雄町に良い酒米があるとの噂が広がり、分けて欲しいという希望者が殺到しました。

それを境に岡山県南部を中心にどんどん作付面積が広がり土地の名をとって「雄町米」と呼ばれるようになり現在の名称である「雄町」となりました。

系譜の終着点

現在、栽培されている酒造好適米の中で「雄町」は最も歴史のある品種です。

酒造好適米は現在100を超える品種があるがその系譜を遡れば、この「雄町」にたどり着く酒米は数多くあります。

酒造好適米の農産物検査結果(生産量)と令和元年産の生産量推計1 (産地品種銘柄別) (農林水産省)のデータよりグラフ化

代表的な酒米は生産量1位の山田錦、2位の五百万石、5位の秋田酒こまちなどです。

このグラフから単純計算で、生産されている59%は「雄町」のDNAを持った酒米が活躍していることになります!

その他に含まれる酒米の中にも遡れば「雄町」にたどり着くものはたくさんあります。

これだけでもどれほど偉大なお米なのかわかりますね!!

特徴

原種ゆえに、耐倒伏性・耐病性は低いが味わいの幅が広く、味わいが深い傾向にあります。

甘み、旨みのボリュームもあり熟成にも向いている(と、思います)。

日本酒は酒米の品種だけで味わいが決まるものではないので正しい表現ではないかもしれませんが、さまざま飲んできた中の印象で香り系のお酒というよりも味わいしっかり系のお酒の方が多い印象があります。

個人的な考えとして「雄町」で醸された日本酒は、好きになるキッカケになるというよりも、キッカケを掴んだそのひと人の日本酒世界を広げてくれると思っています。

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