旅館に勤める25歳、ここ1年で120銘柄を飲むくらい日本酒が好きです。
この前、冷蔵庫に入っている日本酒を数えたら40本ほどありました…
隙が講じたのもありサケ・ディプロマも受験し今年度合格とはいきませんでしたが、1時試験は突破しました。
日本酒の消費量が減少する今、このブログを通して“日本酒に興味を持つ間口を広げたい”そんな思いではじめました。
想い
前述の通り、このブログを通して日本酒に興味を持ってもらう間口を広げたい。
そう思っています。
最近よく言われていることですが、下のグラフからもわかるように日本酒の国内消費量は減少傾向にあります。

減少に歯止めをかける。なんてことは僕にはできない。
所詮、僕にできるのは飲み続けるしかない。
っと、旅館に勤めるまでは思っていました。
旅館に勤めているため、お客様に日本酒の魅力を語る・発信する機会はよくあります。初めの頃はそれで満足していたのですが、所詮語れても1日にせいぜい3人。響いてくれる人は1月に2人いれば良い方。もちろん趣味嗜好は人の数だけあるから押し付ける気は全くない。
ただ、たりないなぁ…
僕の日本酒に対する愛に1月に2人ははたりない。
もっと、もっともっと色んな人に日本酒の素晴らしさを発信したい。
所詮酒を飲みはじめて5年たらずの僕の自己満ブログになってしまうかもしれません。
ただ、愛と同等の想いを寄せている日本酒のために僕ができることは飲み続けることと発信することの二つしかない。
家飲みを豊かに
上で日本酒愛を語ったわけですがこのブログのコンセプトは2つ「日本酒に興味を持ってもらう間口を広げたい」と「家飲みを豊かに」です。
日本酒に興味がある人に対しては間口を広げる、そして今すでに日本酒が好きな人に対しては家飲みが豊かになるようなブログにできたら素敵だなと思っています。
次の段落ではすでに日本酒が好きな人に対して、なぜ「家飲みを豊かに」なって欲しいのか、そう思った経緯を書きたいと思います。
渦中、コロナ後の飲酒の変化
コロナ以前では飲みニケーションとしての酒。
友人同士や会合・また円滑に商談を行うなど第一目的がコミュニケーションであり、その手段としての酒があったと思う。
コロナ禍、緊急事態宣言を経て飲食店で食事をする機会が減ったことに伴い第一目的がコミュニケーションである“飲みの場”は確実に減りました。
ただ、下記のデータからもわかるようにコロナ禍において飲食店(対人)で飲む機会は減り家飲み(対自分)飲む機会が増えていっている

渦中、延いてはこれからのwithコロナの時代においては少人数や自宅での1人飲みの機会が増えてきます。
サケ・ディプロマの教本によると飲酒の目的は
僕の飲用目的はただ一つとにかく日本酒を楽しむこと!
この目的は日本酒だけではなく全酒に当てはハマりますが少人数、1人飲みをが増えるお今、いかに自分の自由に使える時間の中でどれだけ“酒”を楽しめるのかが大切になてきます。
僕の飲み方
僕が日本酒を飲む時、とにかく嗜好(思考)して楽しんでいます。
日本酒を含む全ての酒は結局は嗜好品です。
嗜好品(=趣味)は生きていく上ではなくても全く必要ないがそれがあることによって人生が豊かになるものだと思う。
嗜好品と言われるものは人の数だけある。
パッと思いつくだけで
酒、スポーツ、音楽、タバコ、ドラマ、アニメ、料理、旅行、お笑い、ダンス。
勉強、仕事も嗜好品となっている人もいるだろう。
僕の人生を彩る嗜好品は3つ。
・お酒
・お笑い
・音楽
大学生の頃に飲んだ地元の日本酒が今まで抱いていたそれに対する悪印象を払拭して、そこから年間100銘柄ほど飲むくらいハマらせてくれた。
その酒は山形県米沢市・新藤酒造・裏雅山流香華という日本酒。この酒は#1で取り上げる記事で詳しく記載します。
お笑いは元々好きだったが。
人生で一番悩んでいた時期に東京03が僕を笑わせてくれ、好きに拍車がかかった。
初めて買ったCDは小学生の頃、兄の影響で好きになったL’Arc〜en〜CielのHurry Xmas。
中学から始めて今も吹奏楽を続けるくらいプレイヤーとしても好き。
最近ではCreepy Nutsから始まってHIP HOPにもハマっている。
この3つを深くまで知ろうとした結果、あることに気付いた。
「嗜好品は深いところで共通点がある」
嗜好品は深層では繋がっている
これまでの人生で音楽・お笑い・酒に愛を持って嗜んできました。
深層で繋がってるについて考え始めたのは2年前。
ある日、大学時代の先輩とオーケストラを聞きに行った時です。
ふと「何故こんなに心地よく聴けるのだろう…」そんな疑問を抱きました。
もちろんプロだから演奏自体は完成されたもので、心地よく聴けて当たり前なのですが。
ハーモニーがどうとか楽器のバランスがどうとか、そういう一般的な音楽理論的なものではなく、もう少し深く考えてみよう。と思い演奏そっちのけでそんなことを考えました。
その結果出た僕の答えは、
「あぁ〜ここのフレーズは低音のベースラインがしっかり支えていて中音域の出過ぎないハーモニーがあるからこそ安定した土台の上でメロディーラインがのびのびと音を奏でられるんだなぁ」とか。
「クライマックスであえて低音がハーモニーを奏でることで曲中最高の重厚感を出しながらフィナーレを向かえるんだなぁ」とか。
結局、シンプルで音楽理論的な答えでした。
ただこの答えに辿り着くまでの過程で理論などど返しで思考したおかげで、
「あれ?メロディ、ハーモニー、バースラインの関係って日本酒っでも置き換えられるんじゃない?」
と思いつきました。
酒ディプロマの官能試験において味わいの要素は“甘味・酸味・苦味(旨味)”の3つに分類されています。
これを用いて先程の音楽の要素を当てはめると
メロディ = 甘味
ハーモニー = 酸味
ベースライン = 苦味(旨味)
と置き換えられるのではないか…
甘味しか感じないお酒は分かり易けど飽きるし味わい深くないしバランスとして厚みが足りない。そこに酸味が加わることで甘味を引き立たせ味わいの厚みが増す。さらに苦味(旨味)が加わることで安定した土台ができ、深みが増す。
メロディしか聴こえない音楽は分かり易けど飽きるし音楽として深みはなくバランスとして厚みが足りない。そこにハーモニーが加わることでメロディを引き立たせ音楽の厚みが増す。さらにベースラインが加わることで安定した土台ができ、(音域が広がることによって)深みが増す。
っと、表面上つながりの全く見えない音楽と日本酒もオーケストラをきっかけに深層で繋がっていると思い始めました。
この深層の繋がりは音楽と日本酒だけでなく他のものにも通づると思う。
これをお笑いに置き換えるとトリオ芸人がわかりやすい。
僕が大好きな東京03の「小芝居」というネタで例えると
このネタの設定は、飯塚は同僚である角田と同じ会社の高嶺の花である上司豊本の結婚を祝う設定のネタです。
高嶺の花と結婚できはしゃぐ角田 = 甘味
ツッコミながら祝う飯塚 = 酸味
ネタ終盤の豊本・飯塚の発言により物語の深みが一気に増す = 苦味(旨味)
入り組んだ設定のネタなので僕の文章力では簡単に説明できないのでぜひ一度見てもらいたいです。
元も子もないですが、単純に面白く物語としての完成度も高いネタなので日本酒との関係性とか考えずに見てもらいたいです!笑
まとめ
っと、そんなことを思うようになってからこんなに共通点のあるもの同士、音楽、お笑いが好きな人はきっと日本酒を好きになる間口は開いてい流と思います。もちろん他の嗜好品も同じ。
さまざまある嗜好品の中から僕の「人生を彩る嗜好品」であるこの 3つをメインにブログを綴ります。
僕はこのブログを通じて、すでに日本酒が好きな人はより日本酒を好きに、さらにお笑い・音楽を通じて新しいお酒の飲み方を。
日本酒をあまり飲んだことがない人にはお笑い・音楽を新たな入口として興味を持ってもらえるようなブログにしていきたいと思っています。
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